昨日は議会で国際交流行事。
留学生の方々と話した。
ほぼ日本文化の研究に来られていた。
そんな方たちに無謀にも
僕のミュージシャン名刺をお渡しした。
日本語の曲ですが。
以前、僕のサイトにアメリカの方とかからも
メッセージ頂いたことあるのでいけるんじゃないか
と思ったわけです。
フランス人の方で1930年代の日本映画研究を
されている方がいて興味深かった。
映画というのはその国の社会を反映していると
再度認識させていただいたと思う。
現に小津安二郎監督の映画をよく観るが
この映画をリアルタイムで観ていた人は「現代」として
観て、何十年後の僕たちは「過去」の生活様式や
その頃の日本人の価値観などを感慨深く観ている。
またその驚きと新鮮さもあるわけだ。
忘れそうになっているものまたは、
忘れてしまったものの存在も突きつけられる事もある。
テレビを買う買わないでゴタゴタする所なんかでも
お酒を飲みながら「一億総白痴化ですかな。」
といった台詞も出てくる。
その時代の大人たちがよく話していた事なんだろう。
その背景にある価値観などについても説教くさくなく
ふっと考えさせられる。
あくまでもテレビに関しては一例だけども
小津監督は何十年後のそれを様々想定して撮ったのでは
と思わせるシーンが多い。
小津監督自身が様々な明治・大正の文学作品に
感じていた「現代」と「過去」の効果を
映画でもできると考えていたと
僕は勝手に思っている。