希望

どこかに向かっていた
その道の途中で
景色に心迷い
違う場所にたどり着いた
それなりに汗を流し
誰かの役に立った
それが僕の全てになり
次の朝ただ旅に出た
のどの渇きに
立ち止まり
遅すぎた時を知った
朝日が昇るまで
もう少し歩いてみよう
みたことのないその向こう
新しい場所で僕を生かして
life まだ道が続く
今にも倒れそうな
木々に傘をもらって
一人なのになぜか
暖かく歌う声を聞いた
ここで終わりにしよう
不安に迷う日々を
解らない希望だけで
人は明日に生きてゆける
静かにそっと降る雨が
のどの渇きをいやした